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耕さない田んぼの稲つくり(冬期湛水・不耕起移植栽培)を南阿蘇で実践しています。

 

〒869-1411 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰4486-19

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よく間違えられる「アブラメ」の幼魚


 「アブラメ」は正式名称「タカハヤ」の地方名の一つで、他に、モツゴ、ムツゴ、ブラミ、などがあります。

 アブラメは白川の本流や支流沿いでもよく見られ、アブラメの幼魚は農業用水路の流れが淀むところでも見られることがあり、雨などで川が増水すると田んぼに流れ込んだアブラメの幼魚を見ることもあります。

 以前に寄せられた「メダカの生息していそうな場所」で確認した魚は、全部、アブラメの幼魚でした(関心が薄いと、ヘイケボタルもゲンジボタルも「ホタル」と呼ばれてしまうように、小さい魚は「メダカ」と認識されるためだと思います)。

 遠目での判別の仕方としては、「何匹かの集団でいたとしても、群れ全体での行動は見られず、単独で行動する」、「危険を察知した時の動きが妙に素早い」など、があげられます。
 参考までに、メダカの習性を想像させる、童謡「めだかの学校」の歌詞を紹介します。

 1.めだかの学校は川の中 そっと覗いてみてごらん そっと覗いてみてごらん みんなでお遊戯しているよ
 2.めだかの学校のメダカたち 誰が生徒か先生か 誰が生徒か先生か みんなで元気に遊んでる
 3.めだかの学校は嬉しそう 水に流れてつーいつい 水に流れてつーいつぃ みんなが揃ってつーいつい

アブラメの幼魚の特徴

タカハヤの特徴

前ページのメダカの特徴と比べると、全く別の魚だとすぐに判別できるほど、異なる魚である。

田んぼの用水路に堆積した土砂を除去作業時に捕獲したタカハヤ(アブラメ)の幼魚。

南阿蘇、白川沿いのタカハヤ(アブラメ)

 体長は約3センチメートルとメダカと間違えやすい大きさである。
 だが、前述の特徴のように、くの字に凹んだ尾ひれ、幅が短い三角形の尻ひれ、背びれがある位置など、大きく異なる点は少なくなく、特徴を把握していればメダカとの違いは一目瞭然である。