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耕さない田んぼの稲つくり(冬期湛水・不耕起移植栽培)を南阿蘇で実践しています。

 

〒869-1411 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰4486-19

南阿蘇のメダカ(在来種)を捜していますWANTED

メダカ(南郷谷の在来種)を捜しています


 耕さない田んぼの稲つくりを始めると同時に、南阿蘇から高森の白川沿いや田んぼなどに生息するメダカを捜し始めて6年になりますが、未だに巡り会えず、絶滅してしまったのかもしれないと危惧しています。

 年配の方の話では、「南郷谷(南阿蘇一帯の呼称)の田んぼでもよく見かけたが、農地の基盤整備が進むにつれて姿を見なくなった」とのことです。

 絶滅したと思われていたヘイケボタルも細々と命をつないで、耕さない田んぼで蘇ったように、南郷谷の田んぼで泳ぎ回っていたメダカも、きっと、細々と命をつないでいると信じています。

 そのメダカを探し出し、容易に繁殖できる環境に移して、彼らが命をつなぐお手伝をしながら、個体数を増やそうとと考えています。そして、近い将来、南郷谷の田んぼで泳ぎ回るメダカを誰もが観察できる環境に戻し、その環境を次の世代につなげたいと考えています。

 南郷谷に生息している在来種のメダカの情報を、お寄せください。メダカ捜索へのご協力をお願いします!

捜索対象
メダカ(南郷谷の在来種に限定)
捜索対象地域
"鮎返りの滝"より上流の白川周辺および田んぼや湿地など(注1)
お礼
お礼については、現在、検討中です。
連絡先
こちらからお願いします。
捜索の進行状況
2013/01/16:似た魚「アブラメ」の幼魚の特徴を追加
2013/01/09:メダカのイラストを刷新(オスとメスの見分け方を具体化)
       印刷用にメダカ捜索のパンフレットを掲載
2013/01/07:捜索の横展開を具体化へ始動
2012/12/28:同ページを公開しました

メダカの見分け方

メダカの見分け方

通常、上からの容姿では判別がしにくく、横からの容姿で判別する方が確実

メダカの体長:3.5cm〜4.0cm(1円玉(直径2cm)を2枚並べた程度)

遠目で見分けるポイント:「メダカは群れを成して泳ぐ」、「メダカは水面際を泳ぐ

メダカのオスとメスの見分け方:
  オスの特徴:①の背びれに
切れ込みがある、②の尻ひれの形が四角形に近い形である
  メスの特徴:①の背びれに
切れ込みがない、②の尻ひれの形が三角形に近い形である

よく似た淡水魚の特徴:
 
カダヤシ:メスがオスよりもかなり大きい、オスの尻ひれの一部が棒状になっている
  アブラメの幼魚:尾ひれが「く」の字状に凹んでいる(詳しくはタカハヤ(アブラメ)の特徴の頁へ

(注1):メダカの地域性について

 メダカは学名(Oryzias latipes)に「稲」が使われてるほど、稲作文化と共に繁殖してきた田んぼを代表する生きものです。また、メダカは寿命が1〜2年と短く、世代交代が頻繁に行われる過程で、生息地の地理特性や気象特性に合わせて進化を遂げており、山を一つ隔てると遺伝子が異なると言われています。
 そのため、捜索対象地域を「"鮎返りの滝"より上流の白川周辺および田んぼや湿地など」と限定しています。