南阿蘇の「耕さない田んぼ@外輪山」で観察されるヤマアカガエルの産卵から始まり、孵化を経て幼生となり、そして、幼体となるまでを観察し、記録しています。
先週末の三連休の初日、野良仕事のついでに寄ったが、
寒い日が続いているからだろうか、卵塊が増えるでもなく、前回と同じ様子だった。
今日は、予定していた野良仕事を思いの外、早く済ませることができたので、第二回目の観察を行った。
田んぼに着くなり、 いきなり、目に飛び込んできたアオサギ、車が近づくだけで飛び立って逃げるのだが、このアオサギは悠然としていてカメラのシャッターを押すことができた。
ふと、ヤマアカガエル卵を餌にしているのでは!?
卵塊の数は減ってないし、卵塊が壊れた形跡もないし、と、思い違いのようである。
しかし、アオサギは何を捜しているのか・・・。
ここ数日の間で新たに産み落とされた卵塊を、11個も確認することができた。
これで、合計27個の卵塊が産み落とされたことになる。
田んぼの中心部にも産み落とされており、これからは、畦周りからの観察だけではなく、田んぼの中にも入らないといけないようだ。
初お目見えのヤマアカガエルのオタマジャクシ(幼生)だ。
寒い日が続いているので、卵から孵化するのはまだまだ先だと想像していたが、早くも、第一号がお目見えである。
しかし、さすがに寒いらしく、頭を土の中に突っ込んでいて、泳ぎ回る気配がない。
いずれにしても、「コンニチハ!」である。
でも、大きくなると、さっきのアオサギの餌になりかねないかと思うと、複雑な気持ちになる。
命と引き替えに産卵を終えたのだろうか・・・。
ヤマアカガエルの寿命は3〜4年で、一生に2回産卵するそうだ。
きっと、今年の産卵が2回目だったんだろう。
お疲れ様である。
南無・・・。
ここ数日は、関東では大混乱になるほどの大雪が降るなど、かなり寒い日が続いたのだが、卵塊は増えているし、孵化した卵塊もあるし、と、やはり気温で産卵を決めてるのではなさそうだ。
この田んぼの陽が当たらない北側では薄い氷が張っている状態なので、水温は0℃に近いと思われる。
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